お客様の声
今回は胴丸で一番好きな東京国立博物館の樫鳥糸肩赤威胴丸を腹巻で作って頂くこ
とにしました。この甲冑の紺に赤が混じった綺麗な糸(この糸の本当の名称は不明な
ようですが、とりあえず東京国立博物館に倣って樫鳥糸としておきます)が昔から気
になっていて、いつか再現してみたいと思っておりましたが、その機会が巡ってきま
した。
写真で見ただけではこの糸がどのようになっているのか良くわからないままお願い
し、サンプルを見せて頂いても完成した際に本歌の様に見えるのか正直心配でした
が、出来上がったものは全く同じで感激です。それにしても実物が無くてもても忠実
に再現できるとはやはり丸武様の技術は素晴らしいと改めて感心してしまいました。
どうせ作って頂くならこの世にただ一つ、究極の一領にしたくてこのいつもいつも
無理ばかりお願いしているのですが、今回の樫鳥糸肩赤威腹巻も素晴らしい甲冑にな
りました。今まで大鎧にこだわってきましたが、胴丸/腹巻は腰が細くしまって美し
いし腰で着れるため肩が痛くならず、なかなか心地いいです。歩兵戦が主流になれば
確かにこちらのほうが有利そうだと実感しました。特に腹巻だと専用の特殊装備であ
る背板もあるし、重武装、軽武装、上腹巻、下腹巻など様々な着方があるのでこれか
ら装束との組み合わせを色々と試していこうと思います。本当にありがとうございま
した。
編集後記
いつもお世話になっております。
現在 鹿児島に帰ってきている、島津貴久奉納の胴丸を先日見て来たばかりでしたが、
鹿児島に残るもう一領は、実際、鹿児島神宮 宮司様の計らいにより
実際この目で見て、触れて、○て、その魅力に魅了されました。
この経験が、腹巻にも生かされていると思います。
又私も写真でしか見た事が無く、是非、再現してみたかった
樫鳥糸肩赤威胴丸の威し糸の甲冑をこうして、又、現代に再現出来た事を非常に
嬉しく光栄に思っています。
大鎧 腹巻 当世具足、全てを個人で所用している現代人は
殆どいないと思いますので、是非、実際に着用した、その貴重な体験の声も
色々場所で教えてあげてください。
私も挂甲 短甲 大鎧 胴丸 腹巻 当世具足 今まで全ての甲冑を実際に
着用していますので、それぞれの特徴を体が感じております。
それでは、今後ともよろしくお願い致します。
*後日威しを調べた所、藍地紅九十九折組威と言うそうです。