本小札色々威二枚胴具足
修理

鹿児島に残る、色々威本小札二枚胴具足の修理 に当らせて頂きました。所蔵主の方は数々の映画やドラマの 撮影をされている方で、当社の修理を大変喜んで下さいました。

完成後の 本小札色々威二枚胴具足


修理前   修理後


写真下は姜(はじかみ)合当と呼ばれ、受け筒を抜いた時点で、 直ぐ取り外しが可能の脱着タイプ合当。中々珍らしいタイプです。 写真は修理前
薩摩では、江戸初期の頃より、 草摺り脱着タイプの二枚胴が多く見られ出す。 (船による遠征に向けての為であろう、薩摩でも朝鮮出兵の頃から 少しづつ、作られ始めたのだろうか?)


シコロ、顎垂、袖、草摺りは、切付小札


草摺裏部分


写真上は満智羅、これは脇をガードする部分。この甲冑とは別に、 鎖帷子も一式、残っていたのですが、流石に修復不可能の状態でした。

編集後記
甲冑製作や修理に関しては、あまり多くを語る気も無いし、 言葉だけで上手く伝えられるとは思っていない、しかし、鎧櫃の中で飾る事も出来ず 、劣化が進み、いずれは朽ち果てて行くであろう鎧の修理に一体何の 不義があると言うのであろうか。

丸竹産業株式会社 工場長 平林正勝

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